2026年のミラノオリンピックに向けて、坂本花織選手のフリー曲が何になるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
世界選手権3連覇を達成し、日本女子フィギュアスケート界の絶対的エースとして君臨する坂本選手。
今シーズン限りでの現役引退を表明していることから、最後のオリンピックシーズンのプログラム選曲には特別な意味が込められています。
この記事では、坂本花織選手のフリー曲「愛の讃歌」に込められた想いについて、選曲の背景やプログラムの魅力を詳しくお伝えします。
フリー曲「愛の讃歌」に込められた想い

坂本花織選手のミラノオリンピックシーズンのフリー曲は、「愛の讃歌」を中心としたエディット・ピアフのメドレーです。
「ばら色の人生」「水に流して」を合わせた構成で、フランスのシャンソンを代表する名曲が使用されています。
実はこの選曲、坂本選手が10年前から心に決めていたものでした。
坂本選手は「ソチ(オリンピック)のときに憧れの鈴木明子さんがショートで使われていて、絶対自分が引退するシーズンはこの曲を使いたい」と語っています。
2014年のソチオリンピックで鈴木明子選手が「愛の讃歌」を演じた姿に感銘を受け、12年越しの夢を叶えた形となりました。
4歳から始めたフィギュアスケートの節目となるシーズンのフリーで、スケートへの愛をこのプログラムにぶつけると決意しています。
振付を担当したのは、マリーフランス・デュブレイユ氏です。
坂本選手は「20年間や21年間やってきたものを、プログラムの4分で表現しきるというのが、自分の中でまだちょっと難しいところはある」と語りながらも、集大成のプログラムとして磨き上げています。
「愛の讃歌」は、パリ2024開会式でセリーヌ・ディオンがエッフェル塔の上で歌い上げ、直近のオリンピックを象徴する1曲となりました。
この運命的な選曲を、坂本選手はミラノオリンピックシーズンにどう表現していくのか、大きな注目が集まっています。
現役引退シーズンにシャンソンの名曲を選んだ理由

坂本花織選手は、2025-2026シーズンをもって現役引退することを表明しています。
最後のオリンピックシーズンとなるこの年に、なぜ「愛の讃歌」というシャンソンの名曲を選んだのでしょうか。
その背景には、憧れの先輩スケーターへの思いと、自身のスケート人生への深い愛情がありました。
坂本選手は、高難度ジャンプに頼らず、完成度と安定性で勝負するスタイルを確立してきました。
トリプルアクセルや4回転ジャンプを跳ばなくても、圧倒的な完成度で世界のトップと戦える実力を証明しています。
世界選手権3連覇という偉業を成し遂げ、「ジャンプ至上主義」ではない新しい時代のフィギュアスケートを体現してきました。
「愛の讃歌」は、そんな坂本選手のスケーティングスタイルと表現力を最大限に活かせる楽曲です。
シャンソンという音楽ジャンルは、歌詞の意味や感情表現が非常に重要視されます。
坂本選手は、時速19kmという驚異的なスピードと豊かな表現力で、この楽曲の持つ深い世界観を氷上に描き出します。
シーズン初戦の木下グループ杯では、「初戦始まる前に振り付けから1回ブラッシュアップして、この大会が終わってからもう1回本格的にブラッシュアップをする予定」と語っていました。
「自分自身、特別な思いもあるので、そこをしっかり表現できるようにする」という強い決意が感じられます。
ショートプログラム「Time To Say Goodbye」との共通テーマ

坂本花織選手のショートプログラムには、「Time To Say Goodbye」が使用されています。
この曲は、イタリアの盲目のテノール歌手アンドレア・ボチェッリとイギリスのソプラノ歌手サラ・ブライトマンによるデュエット曲として有名です。
「さよならを言う時」という意味を持つこの楽曲ですが、坂本選手は「次に進むためのショートプログラム」と位置づけています。
「曲名はさよなら、という感じなんですけど、ここで終わりというよりかは、次の自分に向けてみたいな感じで、次に進むためのショートプログラムなので、決して終わりみたいな感じではない」
出典:olympics.com
現役引退を表明している坂本選手にとって、これは競技生活に別れを告げながらも、新たな人生へと踏み出す決意を表現したプログラムなのです。
振付を担当したのは、世界的振付師であるブノワ・リショー氏です。
坂本選手は「今年はどうしてもブノア先生にお願いしたかった」と強く希望し、北京オリンピックで銅メダルを獲得した2021/2022シーズン以来、4季ぶりのタッグとなりました。
「ブノア先生の振り付けが自分に合っている感じがしたのと、ブノア先生のことが好きな感じがあったので、多分、最後までやらなかったら悔い残るなって思った」と語っています。
フリー曲の「愛の讃歌」と合わせると、今シーズンのプログラム全体に一貫したストーリーが見えてきます。
ショートプログラムで「次のステージへの決意」を表現し、フリープログラムで「21年間のスケート人生への愛」を表現する。
この深みのあるプログラム構成が、坂本選手の最後のシーズンをより感動的なものにしています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
坂本花織選手のフリー曲「愛の讃歌」には、12年前のソチオリンピックで憧れの鈴木明子選手が演じた姿への思いと、4歳から21年間続けてきたスケート人生への愛が込められています。
「絶対自分が引退するシーズンはこの曲を使いたい」という10年越しの夢を叶え、集大成のプログラムとして選ばれました。
世界選手権3連覇を達成し、高難度ジャンプに頼らない独自のスタイルを確立してきた坂本選手。
ショートプログラム「Time To Say Goodbye」では次のステージへの決意を、フリープログラム「愛の讃歌」では21年間のスケート人生への愛を表現します。
ミラノオリンピックでは、坂本花織選手の集大成の演技から目が離せません!
「愛の讃歌」に込められた想いが、氷上でどのように表現されるのか、ぜひ注目してご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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